
井戸の次はその中に座っている水中ポンプ。これが当館のメインポンプである。本来なら昭和59年の新築時に、井戸の近くにポンプ室を造り、普通のポンプ(陸上型)を置く予定だったが、なにしろ突貫工事だったし高知市の公園内と云ふこともあって、ポンプ室を造るには制約が多すぎた。そこでそれぞれの井戸に水中ポンプを入れて対応することになったのである。しかしそれは、あくまで“仮設”と云ふことだった。だからこれまでに何度か“地下ポンプ室”への切りかえの話が持ちあがった。しかし予算と高知市からの“地上へ顔を出さない”との注文をクリア出来ずに立ち消えになってしまった。7.5kwの水中ポンプを使い捨てながらの運営は今も続いているのである。(続く)
ポンプ室を砂浜の地下に作るのは問題ないが、出入り口はどうしても砂浜に顔を出す。その部分の場所と形が、どうしても高知市のOKをもらえなかったのである。
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