34 アカメ③  2007年10月20日(土) 書

アカメほど餌付けに苦労する魚はあるまい。30cmくらいまでの小型のものは生き餌で簡単に餌付くのだが、50から60cmになると、なかなか思い通りにはならない。入館後2週間ほど、傷が治りかけたころ、生きエビや金魚を泳がせるとすぐに反応を示す個体もあるが、多くは2~3ヶ月間見向きもしない。半年以上拒否し続けて餓死を選ぶ強者もいる。1年近く全く食べずやっと小さい金魚を食べたと思ったら翌日には死亡していたと云う例もあった。水温もネックになっている。上は30℃以上でも活発に食べるようだが、下限は16℃で食べなくなり、15℃あたりで命が危なくなる。桂浜の飼育水は年によっては15℃ギリギリまで下がることがある。桂浜を“アカメ水族館”にしたかった相棒は「出来るだけ高温で飼育すると餌付きやすくなる」との自論を持っていて、新築の際には“アカメ用暖房水槽”を強く望んでいた。
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33 アカメ②  2007年10月13日(土) 書

 釣場は自宅から車で10分。水族館から20分余りの所にあった。仕事帰りに1時間。夕食後に2時間。5月から10月まではこれが日課になっていた。水族館の水槽トラックで行く事もあったが、自分の車には釣具だけでなく、50ℓほどの手製の移動用水槽が積みっぱなし。家には200ℓほどの水槽をセットし、エサのハゼやテナガエビを常備し、アカメが釣れた時はしばらく養生させる用意を整えてあった。夕食後長男(3才)を寝かせつける為に車に積んでひと回り。釣場で相棒に様子を聞いて、もうひと回り。それから2時間(9時~11時)。毎晩通いとうして30日間、1尾も釣れなかった事もあったし、10分間ほどの間に50から70cmの大物を5尾釣り上げたこともあった。不況で製鉄所が閉鎖になるまでの10年近く、私と釣キチの相棒とのアカメ三昧は続いた。

32 アカメ①  2007年10月06日(土) 書

 南四国と九州の一部に限定された、せまい生息域に住む、特異な生態の魚で、ルビーのような赤い目が魅力的。しかも大型になるとのことで、学生時代から興味を持っていた魚の一つであった。桂浜沖にも居るらしく、釣り上げようとしたチヌを赤い目の巨大な魚に横取りされた、とか、素潜り漁の人が1.5m・30㎏余りのアカメを市場に持ち込んで話題になっていた、とか近くの藻場で数センチの稚魚が獲れる。などの情報を集める中で、特上の釣場があることが分かった。浦戸湾の中部にある製鉄所の温排水にアカメが集まるとのこと。一晩に10尾余り釣れることもあるとのことで、釣キチの相棒と共に飛びついた。四万十川のアカメが全国的に知られるようになる数年前のことである(昭和51年夏)
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Author:もったいないおやじ
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