2007年12月08日(土)桂浜水族館公式ホームページ記載
海水と気温の温度差を利用してクーラーが作れないかと、試したことがある。
梅雨明けのころ、気温が30℃を大幅に超えていても当館の地下浸透海水は24℃くらいである。
この温度差で館内の冷房が出来たらすばらしいエコクーラーになる。
最初に車のラジエターで試してみた。
しかし効率が良くない。
次に廃棄された家庭用クーラーの室外機を使ってみた。
ファンを回すと毎分10ℓの海水が4℃ほど高い28℃ぐらいに上げられている。
毎時に直して2400kcalだから3~4台用意すれば充分な冷房になりそうだった。
しかしこの室外機の銅管は海水に負けて半月ほどのテストで穴だらけになってしまった。
次なる手段は霧作戦。海水を霧状にして吹き出してみた。
これはすばらしい!
周りの空気がヒンヤリ…。
ところが翌日大変なことになっていた。
館内のいたる所に水滴がビッシリ。
しかもこれが塩からい!気温は下がったが大量の塩分を振りまいてしまったのである。
大失敗のエコクーラーだった。
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