
カスザメは時たましか入網しないが、その名のとうりカス扱いである。
しかしカスとして捨てられる魚が水族館の狙い目なのである。
丈夫でおとなしいので扱いやすく、水槽に入れなくても、
海水をかけてやるだけでかなりの時間の輸送に耐えられる。
インバと云ふ名は、昔土佐で“インバ”と呼ばれていた外套に
似ていることから名付けられたらしい。
なかなか餌付かないが、小魚を釣糸に結んで根気よく
頭の上あたりを引き回していると、突然バコッと食いついてくるようになる。
砂に潜ってほとんど動かないので、
存在に気付かずに見過ごされてしまうことの多い魚でもある。
桂浜水族館公式ホームページ 2012年06月23日(土) 掲載

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