
旧館時代は角度が悪くて見えなかったが、
昭和59年に移転新築された現在の水族館の切符売場からは、
正面に80km先の室戸岬が見える。
新築当時は、梅雨期や春霞の時期以外は必ず見えていたが、
中国の経済発展に伴ふ大気のよごれのせいと思うのだが、
最近では低気圧の通過後に南方からの空気が入り込んだ時以外は、
ほとんど見えなくなってしまったようだ。
室戸は私の水族館人生の原点(⑮イルカ入館⑯300円)みたいな所なので、
入館者の少ない冬場などのヒマをもてあます時は、
双眼鏡での室戸ウオッチングが楽しみだった。
気温が下り、水温がまだ下がっていない初冬には、
蜃気楼の一種の“浮島”状態になった室戸岬がよく見られた。
鳥カゴ(切符売場)から見える風景は、
日本経済や地球環境と同じく、だんだん霞のかなた!
先が見えなくなってしまったようである。
※追伸 イラスト兼入力係が、体調不良につき
“もったいないおやじ”のブロクをしばらくお休みさせて頂きます。
みなさん再開をお楽しみに!
桂浜水族館公式ホームページ 2013年06月22日(土) 掲載

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