
家に帰ってシャワーを浴び、牛乳200ccを一気に飲んで、夕方7時には自分のベッドへ。二晩、ほとんど眠れてなかったせいもあって、朝7時過ぎまで夢も見ずにぐっすり眠った。しかしさすがに、ダメージの回復は12時間では無理だったようで、その日は食欲も出ずバナナや小夏(土佐特産の夏みかん)・菓子パンを少しずつ食べて、一日じゅうベッドでゴロゴロの休養日だった。ところがここで鬼の女房が登場する。夕方になって「出かけるのでアッシーを…」と言う。女房は、私が死に神に手招きされて苦悩していたことなど想像もできなかったようである。「俺は切腹してやっと退院したばかりの病人だぞ」と言うと「腹の皮をチョビッと切っただけ、盲腸よりも軽い手術でしょう。私は卓司(長男)の時20cm以上切って取り出してもらってるの。10cmも切ってないのに切腹なんて偉そうな…」。なるほど腹膜も切ってないので“切腹”とは言えないかも、と納得して3キロ余りの送り迎えを。しかしそのおかげで、この分なら明日は出勤して定時のプール洗いも出来そうだ、との感覚をつかめたのであった。 終わり
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