fc2ブログ

122 アラカルト⑭感電Ⓒ200V

デンキウナギ
  小学生の時、電気の“ビリビリ”の洗礼を受けトラウマになりそうだったが、学生時代に銭湯の電気風呂で“ビリビリ”をコントロールしながら感じる経験をしてから恐さはなくなった。静電気のショックなどは平気だし、トラックの24Vバッテリーはビリビリも感じない。50Vなら触ったままでも大丈夫。さすがに100Vはちょっとこたえるが、覚悟を決めて一瞬ならOKだ。しかし200Vには命が縮んだ。トラブルがあり業者と動力配電盤の改良工事をしていた時の事。私は急にプールで泳ぐ作業が入った。いそいで帰ってきて説明を受けていた時、突然頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けてブッ倒れた。海水にぬれた頭髪が、ブレーカーの端子にふれたらしい。200Vの恐さは、命の危険を感じさせるものだった(昭和60年9月)。

  この時も身体は海水で濡れていて、足にはビーチサンダルだったのである。
スポンサーサイト



108 危険生物(追加)⑩食毒魚

クサフグ
  食毒魚としてはフグがよく知られている。フグの類はエサに含まれている毒を体内に蓄積しているとのことで、陸上施設で人工海水・人工飼料で育てると無毒のフグになるらしい。フグ毒のほかにシガテラ毒を持つ魚もいる。イシガキダイ・アオブダイ・バラフエダイなどがこの毒を持っていることがあるとのことだが、私が食べたイシガキダイ・アオブダイはなんともなかった。酷い下痢になることもあるらしいが、死に至ることはないようである。

107 危険生物(追加)⑨刺し毒魚

オニダルマオコゼ
  魚類には、アイゴ・ゴンズイ・オコゼ類など刺し毒を持っているものがいるので、釣り上げた時は要注意。アイゴ・オコゼ類は背ビレ、ゴンズイはムナビレにも触れないように注意して鈎をはずす。一般的にはタオルや魚バサミで抑えるが、私は飼育が目的なので出来るだけ魚体を傷つけないように素手で抑える。アイゴはエラブタのあたり、ゴンズイは口の中に指を入れてアゴを抑える。たまに失敗すると2時間近くはピリピリ・ズキズキである。刺し毒魚で最強は沖縄あたりのサンゴ礁に潜むオニダルマオコゼ。刺されると命にかかわることもあるらしい。

106 危険生物⑧カツオノエボシ

120_202301071117088f8.jpg
  有名な“電気クラゲ”はカツオノエボシのことである。数年に1度ぐらいだが、桂浜にも大量に流れつくことがある。初夏に南風が数日続いたあとなどは要注意!!。波打ちぎわで薄青色のギョーザのような形の風船を見つけたら素手では絶対さわらないこと!!。そしてその海へは絶対に入らないこと!。指でつまんでも平気なのだが、あやまって甲のほうに触手がさわったらさあ大変、飛び上がるほど痛い!!。そして痛みはだんだんひどくなり、3日間は続く。そして傷跡はジクジク!。体質にもよるが、1ヶ月から半年以上も治らない人もいる。私も足にからまれたことがある。鞭でシバかれたような痛みが夜まで続き、そのあとは化膿してジクジクが2ヶ月余り続いた(平成13年秋)。今でもその時の傷跡が残っている。ちなみにカツオノエボシの毒は熱に弱く、60℃ぐらいで分解するらしい。やられた時は冷やさないこと、熱めのフロに入ると、かなり痛みがやわらぎます。もしもの時はお試し下さい。

  梅雨明けを告げる南風が吹き続けると、南方から沢山吹き寄せられてくることがあるようだ。

105 危険生物⑦アンドンクラゲ

20090606184642_202301071117067fb.jpg
  秋口に海に入ると、体中がチクチクすることがよくある。これは目に見えるか見えないかぐらいの小さなクラゲ類と思われる。そのあたりを軽く撫でておけば終わりだが、もっとピリッとくるのがアンドンクラゲである。卵よりひと回り大きい透明な体は、四角ばっていて4辺に短い触手が出ている。それに触れるとピリッとシビレたような感じがして、ミミズ膨れになる人が多い。しかし私は感度が鈍いようで3回ほどこすればもう忘れてしまう程度である。このクラゲが現れるのは9月に入ってからが多いので、秋風を感じて一般の人は海水浴をしなくなってからである。やられるのは私のように、11月まで裸で海に入るような人間だけに限られていると思う。

  クラゲやイソギンチャク・ヒドラなどの毒は、人によって感受性に大きな差があるようだ。

104 危険生物⑥サメ

20090530184757_20230107111705cb5.jpg
  遊泳中に大きなサメに出会った経験のある人はほとんどいないと思う。私は大敷網漁に行った時、網の中で泳がせてもらったことがあった。網が引き寄せられるにつれて、シイラが数十尾、そのうしろからソウダガツオの大群が高速で現れたのに感激していた私の目に、飛び込んできたのが大きな青いサメ!!。一瞬アオザメだ!と思った私は心臓が止まりそうになった。そのサメは金縛りのように動けなくなった私の目の前、2mほどの所を雄々と通り過ぎて行った。大慌て!一目散に網の外へ!!。網揚船へ這い上がり「サメ!サメ!」と大騒ぎ!。私の慌てぶりに漁師たちは大笑い!。引き上げられたのは2m余りはあったが、性格の大人しいヨシキリザメだった。しかし私には命が縮む経験となったのである(昭和56年6月)。

  大敷網漁師によると「水中作業中にサメを見かけても、襲ってくるものはいない」とのことだった。

103 危険生物⑤ヒョウモンダコ

20090523181504_20230107111714358.jpg
水産試験場に勤めている大学時代の後輩が、左手を包帯でグルグル巻きにして肩からつってやって来た(平成2年10月)手の平に乗せて遊んでいた小さなヒョウモンダコに噛まれたとのこと。一週間は高熱で入院し、一ヶ月が過ぎてやっと腕のハレが引きはじめて出歩けるようになったけど、まだ指はにぎれないと云う。ヒョウモンダコに毒があることは聞いたことがあったが、こんなにひどいとは思いもよらずゾッとした。私もそれまでに2度ほど、手づかみでつかまえたことがあったからだ。以後、桂浜や室戸の磯で時たま見かけるきれいな蛍光色の水玉模様のヒョウモンダコには、絶対に手を出さないことに決めた。

  ヒョウモンダコの毒はフグと同じテトロドトキシンとのこと。手づかみで捕まえた私が噛まれなかったのは、奇跡ともいえるかも。

102 危険生物④ハナブサイソギンチャク

116_202301071117133e6.jpg
  足摺岬近くの磯では、時々ハナブサイソギンチャクを見かけることがある。ブツブツのついたタコの足を裏から見るような触手を10本ほど広げていて、カリフラワーのような、きれいなイソギンチャクである。岩の割れ目から顔を出していることが多く、獲ろうとすると逃げ込まれて手が出なかった。ある時割れ目ではなく、ガレキの間から生えているハナブサを見つけた。10cmほど掘ると、平らな岩の上に張り着いていたので、無傷ではがすことが出来て大喜び!しかしそのあとが大変だった。私はこのイソギンチャクの恐ろしさを知らなかったのである。腰につけたスカリ(採集ネット)に入れて採集を続けていたら、そのうち内モモがピリピリ痛みはじめた。だんだんひどくなるのでよく見るとまっかにハレ上がっている。採集の時の手の平はなんともなかったが、内股の皮膚は3日間ほど痛みとカユみが続いた。以来このイソギンチャクは採集対象からはずすことにした(昭和62年9月)。

  きれいなイソギンチャクは沢山あるが、大きくてきれいなのは数少ないので残念ではある。

101 危険生物③シロガヤ

115_20230107111712eca.jpg
  素潜り採集をしていて、テトラポットの隙間にサザエを見つけて手を伸ばしたとたん、ヒジから上腕にかけてジカジカと妙な感じがした。シマッタと思った時はもう遅い!!この感覚は中学時代に何回も経験があった。郷里の鳴門のあたりでは“トリノハネ”と呼ばれているシロガヤ(ウミヒドラ)にやられた時の感覚であった。人にもよるが、私は特にこいつに弱いようで、仲間達より反応が強く出ていた。これに触れた所はブツブツと皮膚がミズブクレになり、数時間は痛みが続き、翌日からはカユミに変り、数日間悩まされる。内海である鳴門のあたりよりはだいぶ少ないが、桂浜の磯でも岩の割れ目やテトラの隙間の裏側に、数センチの白い鳥の羽根のようなシロガヤを時たま見かけることがある。

  私には恐怖のシロガヤだが相棒は平気!。「ちょっと痒いけど…」と腕をなでるだけなのである。

100 危険生物②トックリガンカゼモドキ

114_202301071117102e4.jpg
  ガンガゼのトゲは折れやすく、しかも返しがついているので刺さると抜けない。毒もあるので要注意だが、黒くて大きなトゲは目につくので、近づくダイバーは少ないと思う。しかしその近縁種のトックリガンガゼモドキはちょっと違う。シマ模様のトゲや、蛍光色のスジのある体とそれに頭の上に黄色い風船のような美しいかざり(本当は肛門)がついていて、飼育してみたくなるウニなのである。ところがこいつはシマシマのトゲの間に非常に細い毒トゲをかくし持っている。あまりに細くて、ささったことさえ気付かないほどだが、違和感を感じて数秒後には毒を感知して痛みはじめる。指先に3本ささっているのに気付いて、2本はカッターで切り開いて5mmほどのトゲを取り出したが、3本目は半分しか取れず、放置せざるをえなかった。毒の痛みは数時間で治った(平成元年9月)が、残ったトゲには随分悩まされた。しかし細かったせいか1年ほどで私の指に同化してしまったようだ。きれいなものは手に取りたいが、充分注意しなければならないものも多いのである。

  この棘が刺さったのは人差し指の先だったので、1~2ヶ月ほど指を動かすたびに痛んだ記憶が残っている。目につくきれいなウニだが、素潜り採集中に見つけても私は手を出さない。
  

99 危険生物①ムラサキウニ

113_202301071117070f5.jpg
  磯採集をしていればムラサキウニのトゲは覚悟の上でなければならない。サザエを獲る時、不用心に手を出すとチクッ!アワビをフックではがす時、力が入りすぎて手がスベッたら2~3本のトゲがブスリ!などはしょっちゅうである。波がある時に磯回りで泳ぐ場合は、必ず磯のうしろ側から近づくこと!うしろ側ではアワに巻き込まれて視界と浮力がなくなる危険はあるが、それは息をつめてガマンすればやり過せる。しかし前方にいて波に流されると、磯の上をころがされることになる。ある時(昭和48年9月)台風のうねりにやられて、ヒザ頭に4~5本、ヒジと足の裏に数本の洗礼を受けたことがあった。大部分は抜き取ったが、足の裏に2本残り、10年以上の間、指で押すとコリコリしたトゲの残りを感じていた。桂浜の磯はムラサキウニのトゲの山!! 。

  私は用心深いのであまり多く刺されていないが、いつも私よりも多く採集するために張り切っている相棒の膝頭は、ムラサキウニの棘が刺さって黒く変色したあとが常に10個以上みられていた。 
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

かうんた
カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR