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60 釣り採集④キュウセン 

2008年04月19日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載  

オスは緑色でアオベラ、メスはピンクでアカベラと呼ばれている。
私の出身地の鳴門では、秋になると30cm近いアオベラがよく釣れた。
20080419164433.jpg
塩焼きや、焼き干しで食べると大変おいしいのだが、
硬い小骨が多いせいか、あまり一般的ではないようである。

中学・高校生の頃、自宅前の桟橋で釣っては、七輪で焼いて夜食にしていた。
桂浜では、ニシキベラやササノハベラに比べて数が少な目である。
鈎にかかった瞬間の引きが強く、大物か?と思ってよろこぶと、
急に力がぬけて引きよせられてしまうので、姿を見る前にキュウセンだとわかる。

ガッカリするわけではない。水族館での展示価値が高い、非常にきれいな魚なのである。
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59 釣り採集③ササノハベラ

2008年04月12日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載  

赤茶色のベラで、大きなオスはきれいな紫色の婚因色を出す。
チヌやグレ釣りの外道として、よく釣れる。
20080412101117.jpg
非常に食いしんぼうの魚のようで、釣る要領としては、散き餌を充分に入れることである。
まわりのフグやカゴカキダイ、ニシキベラを威嚇しながら、
餌をひとりじめしようと泳ぎ廻って喰いまわり、鈎のついた餌にも、飛びついてしまうのである。
常に食欲旺盛な魚のようで、水温が下って、
他の魚の活性が落ちているような時にも、ササノハベラだけが喰いついてくる。釣
り採集に行って、空振りでは帰りにくいのだが、
この魚はいつも、私の採集バケツに治まり、格好をつけてくれる。

58 釣り採集②ニシキベラ

2008年04月05日(土)桂浜水族館公式ホームページに記載  

ベラ類はカラフルで、胸ビレだけで泳ぐ姿がおもしろく、人気のある魚である。
20080405115038.jpg
ニシキベラは小型なので小さいシカケでないとかかりにくいのだが、喰いつきは大変いい。
チヌ釣りをやってて、突然勢い良くウキを引き込むけど空振りと云うようなことが続くような時は、
ニシキベラがエサをカジッていると思ってまちがいない。
この時に鈎にかかることはメッタにないが、そのつもりになれば鈎を小さくすればよい。
磯ぎわを引き回せば飛びついてくる。
10尾・20尾ならわけなく釣れる。

ところが、
3日以上同じ場所で続けると、極端に喰い込みが悪くなる。
10日ほど間をあけると、また食いはもどっている。

このベラは南方系らしく水温が20℃を切ると、活性が落ちてくるようだ。

57 釣り採集①チヌⓒ釣り場 

2008年03月29日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載  

釣り場は3ヶ所。
①桂浜の西端、竜宮様下の磯。
②東側の竜馬銅像下の通称旧堤。
そして③1.5kmの新堤。①は旧水族館から200mほどの所。

チヌのほかイシダイやアイゴなどの手ごたえのある魚が多い。
シカケを小さくするとカゴカキやニシキベラ、スズメダイなどを確実に釣り上げることが出来る。
20080329144345.jpg

②の旧堤は旧水族館の裏口からほんの50mほどの所。
砂地が多くチヌの道がわかりやすいので“チヌ釣りの本場”と云っていいのだが、
エサ取りのフグが多く悩ましい。

③の新堤は大物ねらいの所。
ここは水深が深いのでチヌ釣りの腕前の差がはっきり現れる。
コショウダイやニザダイなど大物も当たる。
度々夜釣りをして、死にかけた(⑫死神のリスト)こともあったし、イセエビを釣ったこともある。

56 釣り採集①チヌⓑサオ・リール 

2008年03月22日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載  

チヌ釣りがおもしろいのは、首を振りながらの強い引きと、
食いの良い時はバカ食いする反面、微妙な時は腕が大きく作用することがある。
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細い釣り糸を使えば食いは良くなるが、強い引きに耐えられない
。やわらかい竿を使うと、かなり糸が切れにくくなるが、
そんな竿は高い!
近年のスピニングリールは逆転にもすばやく対応出来るようになっているが、
35年前はまだまだ動きが悪く、大物には引きちぎられてしまっていた。

安物の竿しかなかった私は、リールも安物の“横転リール”を愛用していた。
糸のヨレと遠投に難があったが、逆転にはフル対応だった。
安物のサオ・リールで釣果をあげ“さすが水族館”と云われることを目標にしていた

。しかし運動神経のニブい私は、少し大型をかけるとなかなかうまく取り込めなかった。
糸を出し過ぎて根に持ち込まれたり、ハエ切れしたりで、結局小型が多く“数で勝負の高谷”と呼ばれていた。

55 釣り採集①チヌⓐエサ

2008年03月15日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載  

チヌ釣りは館長命令(⑤釣り採集)で始めた。
私の釣り採集の原点である。
釣り採集は原則としてチヌねらいであり、他の獲物はすべて外道と云ってもいい。
海釣りはチヌに始まりチヌに終わる、とも云われているとか。
釣り人のほとんどがチヌねらいと云っても、言いすぎではあるまい。
エサは現在ではみんなオキアミを使っているが、
私が始めた昭和46年頃は、湖産(琵琶湖産)冷凍エビが主流だった。
他にアサリや生きエビなども使われていたが、その道のベテランはゴウナを使っていた。
ホタルのエサになる巻貝のカワニナのことである。
20080315135938.jpg
学生時代を過した物部川沿いの水路に、たくさんいることを教わり、
仕事が終わると30分余りバイクを走らせ、20ℓの大型バケツ一杯にゴウナを集め、
とって返して桂浜の突堤で夜釣り!若さにまかせて、チ
ヌ釣りにのめり込んでいった日々が、なつかしく思い出される。

追伸
 今回よりスタッフのカナちゃんがイラストを描いてくれることになりました。お楽しみに!

54 地下室の亡霊

2008年03月08日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載 

潮番の時は、地下の配電室に自分で作った、仮設のベッドで泊っていた。
ある時、変電トランスのうなる音以外は、
全く何も聞こえないはずの空間から、不思議な音が聞こえてきた。

キリキリ・・・??、

カラカラ・・・?、

トロトロと眠りかかったころ、ごくたまにかすかに聞こえてくる。
この音に気付いたのは館長が亡くなった年(平成元年)の冬。

どんなに捜してみても音源がかわらず
“これは館長の霊が私に声をかけているにちがいない”
と本気で信じてしまった。

寒い冬の、北風の強い夜にだけ現れて
“フォッフォッフォッ・タ~カ~ヤ~”と云ってるようにも聞こえた。

私はその声を聞くと、3代目館長に対する不満をブツブツとぶちまけながら眠りにつくようになった。
この亡霊との対話は10年余り続いたが、ある日突然終わりを迎える。
地下室への給気用の大型シロッコファンを点検していて、この音に気付いてしまった。
風が強い時、ガラリからの風圧が地下まで届き、ファンがかすかに回っていたようだ。
その日を境に、この音は私にとって、ただの雑音になってしまった。

53 潮番

2008年03月01日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載 

桂浜水族館の海水井戸のアキレス腱は大雨(24命の水)と書いたが、もう一つ重大な欠陥がある。
それは水切れ!
旧館時代よりも多い目に吸い上げているせいもあって、
特に潮位の低い、冬場の大潮の時には、真夜中に度々水切れが起る。
そのため井戸の干潮に合わせて、バルブを調整して取水量を絞り込み、
井戸の干上がりをおさえて、水槽への給水が止まらないように、
潮番をしなければならないのである。
夜10時から4時間。干潮は毎日40分余りづつ遅れで8日間ぐらい。
大潮は月2回あるので、結局11月から2月まで、月の半分は泊り込まねばならなかった。
天候がくずれて波が立つと井戸の水位も上がるのだが、
冬場は高気圧の張り出しで波は消え、ベタ凪になるほうが多い。
現在は4本目の井戸を掘り、うまく調整できるようになってきた。
しかし予想以上の引き潮で、真夜中に呼び出されることが、今でも年に数回以上は起っている。

52 新築工事⑪不良箇所

2008年02月23日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載 

3月20日の新築オープンから1ヶ月。
まずまずの入館者もあり、ホッとしたのもつかの間、突貫工事による不良箇所が、次々と発覚した。
一番は、舗装に使用したインターロッキングブロックのガタつき!
雨の翌日には、必ず手直しが必要になった。
その他、水槽の水漏れ、冷房水槽の結露。
配管、配線の不良。
それに設計図の検討不足と思われる、使い勝手の悪さ。

館長代理に、内緒で進めた工事(47.内緒でGO)の不具合も出てきて、
私はオンボロ水族館の時よりも、もっと多くの雑用に追い回される日々が続いた。

(昭和59年4月)

追伸
 エコおやじの履歴書は、本日を持って当初予定した1年を迎えました。調子に乗ってますので、あと1年ぐらいは続けようと思っています。

51 新築工事⑩引っ越し騒動

2008年02月16日(土) 桂浜水族館公式ホームページに記載 

オープンが近づき、忙しいあい間をぬって、飼育動物の引っ越しを始めた。
旧館から150mほどの距離を水槽に入れて運ぶのは、かなりの時間と手間がかかる。
大型のブリやクエ、それに海亀など苦労の末に移し終えた翌日のこと。
新聞が“引っ越しの写真を撮りたい”と云ってるとの、
館長代理の指示で、もう1度1mのクエをタンカに入れて運びなおし。
ところがその翌日、今度は“テレビ局が映像を”と云ってきたとか。
私も他の飼育員もブチ切れて“絶対にイヤだ”と宣言した。
しかし館長代理の大声の要求はハネつけたものの、
館長に静かに説得されて、仕方なくクエと海亀の引っ越しをやりなおすことになってしまった。

(昭和59年3月)
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

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