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397 桂浜のスター達⑬イサキ

イサキ3
 イサキの幼魚は、ウリボウと呼ばれるイノシシの子供と同様の縦じまがきれいだが、イノシシと同じく成長と共に消えてしまう。食味は最高で、高値で取引されている。30年ほど前の事だが、桂浜近くの漁港で幼魚が大量に釣れたことがあり、相棒(317~27釣り十番勝負・349~363釣勝負番外編)が5~10cmのウリボウを200尾ほど釣ってきた。10年ほどの間に大部分が40cm近くに育ったので、3㌧余りの水槽は、イサキで埋まってしまっているように見えていたこともあった。そのためか、時おり水槽から飛び出す事故があり、我が家の夕食のおかずになったこともあった。現在は1㌧水槽に、ウリボウを卒業しかかっている20cmたらずの個体が30尾余りと、大水槽に40cmほどに育ったおいしそうなのが、数尾泳いでいる。  
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396 桂浜のスター達⑫ツバメウオ

ツバメウオ2
 幼魚の頃は、漁港の船溜りの隅などに、枯葉をまねて浮かんでいる。だから7~8月には漁港廻りをして、多い年には数十尾集めたこともあった(141玉網採集③ツバメウオ)。泳ぎがゆっくりなせいもあって、白点病にかかりやすい欠点はあるが、おとなしくて人馴れするので、飼いやすい魚である。馴らすと手から餌を取るだけでなく、指をかじりにくるようにもなる。しかし、少し南方系なので、桂浜の水温では冬越しが難しく、暖房水槽が必要になる。成長に伴って、色や体形が変化していくのもおもしろく、大型(40cm以上)になると、背びれと尻鰭を合わせて丸い形になり、見栄えがするようになる。現在桂浜の大水槽には、50cmほどの個体が5尾群泳している。

395 桂浜のスター達⑪オオニベ

オオニベ
 30年ほど前、小学生だった長男と二人で釣ったオオニベ(74釣り採集⑱オオニベ)は、23年余り展示(187長寿動物⑱オオニベ)されていた。ニベの仲間は地味で特徴がないが、オオニベは別格である。近縁種のシログチやコイチは30cm余りにしかならない上、鮮度落ちが早くて蒲鉾の材料にしかならないのに比べて、オオニベは1.2mにもなり、刺身は鯛の代用に使われ鯛よりもおいしいと云われている。しかし残念な事に、漁獲量が少ないせいで知名度が低いため、雑魚扱いの市場もある。おとなしくて飼いやすく長生きするので、水族館としてはぜひとも欲しい魚だが、入手は難しい。しかし、運よく2年ほど前に25cmほどの幼魚が7尾入館。現在は90cm近くに育って、大水槽の中でみごとな銀色の体を自慢げに群泳している。

394 桂浜のスター達⑩コショウダイ

コショウダイ
 私が入社した昭和46年には、70~80cmのコショウダイが数十尾、中央水槽に泳いでいた。しかし薄暗い水槽だったので、存在感はほとんどなかった。丈夫で長生きする魚だが、土佐ではコタイと呼ばれていて、食味の評判が悪く、漁獲量もあまり多くないので、食用としてはほとんど流通していない。だから飼育展示用として水族館に多く集まってきたのだろうと思う。旧水族館の中央水槽の底(深さは1.5mほど)に、30年ちかく息をひそめて住みついていたが、老齢のせいもあったのか、新築で移転した水槽になじむ事ができず、次々と消えていった。しかし定置網や刺し網などで、ボツボツ入館した新しいコショウダイが成長しているので、現在は40~70cmのものが十数尾。ガラス越しに横から見る水槽に入っているので、きれいな斜めの縞模様に、胡椒をふりかけたような優雅なすがたをひけらかし、存在感を示している。
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

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