
開放式(かけ流し)を主体にしている桂浜水族館だが旧館時代にも一部に濾過循環水槽が置いてあった。その循環水槽は時々水替えが必要になるのだが、時として忘れてしまったり、蒸発分を海水で補充し続けて濃度を上げすぎてしまうこともあった。海水は常時使いほうだいなのだから循環水槽も加温が不要の時季は“常時注水”をしたほうがいいのではと思った。それには排水穴が必要になるが、館長に相談すると「穴を開けるのはダメ」と言われた。そこでエコおやじが考えたのがサイフォン管である。濾過槽にサイフォン管を入れ“設定水面にエア抜き穴”を着けてオーバー分だけ排水されるようにセットした。サイフォン管の欠点である“エアづまり”で月に一回ぐらいの点検は必要だが、旧館時代の循環水槽はこの方法で自動的に水替えが出来るようになっていたのである。
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