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514 (続)桂浜百景⑭海亀の産卵

卵子
  私が桂浜に来た頃(昭和46年)はアカウミガメの上陸は数年に一回程度のごく稀な状態だった。しかしここ数年は、5~7月頃毎年のように、数頭の上陸跡が見られるようになった。ただし産卵を確認するのは稀で、多くは卵を産まずに帰っている。その理由は産卵穴が深く掘れないことにある。桂浜は砂粒が少し粗いために、途中で崩れて満足な深さ(約50cm)まで掘れず、何か所も掘り返した末、産卵を諦めて帰ってしまうのである。絶滅危惧種といわれ、数が少なくなっているはずのアカウミガメが、条件の悪い桂浜で多く上陸が見られるようになったのは、県内の海岸の砂浜がやせ細り、上陸を試みる場所さえなくなってきているせいではあるまいかと私は思っている。
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513 (続)桂浜百景⑬初日の出

初子
  お月様は“がっかり”だがお日様のほうは大人気。桂浜は昔から“初日の出”見物で賑わう名所なのである。私の知る昭和40年代の後半から50年代にかけて、車社会の発達もあって、桂浜近くの海岸道路は午前3時頃には車が身動き出来ないほどの渋滞になってしまっていた。お正月も営業している水族館だが、朝の出勤は不可能な道路状況なので、私は除夜の鐘と共に出勤。徹夜で夜回りをしなければならなかった。寒風の中、夜明けを待つ人々が浜にゴロゴロ。油断していると木製のゴミ箱や餌用のトロ箱が持ち出され、浜で焼かれることもあった。そんな初日の出客も、昭和の終わる頃からは少しずつ減少し、最近では最盛期の三分の一ほどに減ってきた感じだが、それでも日の出後一時間以上は車の渋滞が続いているのである。

512 (続)桂浜百景⑫桂浜の月

月子
  よさこい節に“月の名所は桂浜”と歌われているが、これにはかなりの疑問符がつくと私は思っている。桂浜のシンボルである竜王岬の上に描かれた満月の図を見ることがあるが、その光景は明け方にしか起こらないのである。桂浜は東に開けた浜なので、仲秋の満月は浜の正面の室戸岬の上空に昇ってくる。そしてその満月は竜王岬とはかけ離れた天空を通過してゆく。高知には“がっかり名所”として全国的に有名な“はりまや橋”があるが、毎年仲秋の名月が東の空に昇るのを見るたびに「がっかり名所だな」と思うのは私だけなのだろうか?。

511 (続)桂浜百景⑪桂浜の雨

雨子
  桂浜の雨は激しい。梅雨末期や台風が近づいた時など、非常に激しい雨になることもある。切符売り場から竜王岬方面(南西方向)を眺めていると、その先の水平線が少しぼやけてくることがある。それは雨が降っている証拠なので「雨が来るからテーブルと旗を取り込んで」と指示すると、3~5分後には降りはじめる。もっと激しい雨の時には水平線が完全に消えてしまうこともある。そんな時に竜王岬を散策している観光客はお気の毒!。力いっぱい走っても、雨宿りができる水族館前のトイレに到達する前に、全身ずぶ濡れになるのは避けられないのである。
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

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