
私が39歳、昭和60年5月10日のことである。イルカプールのテントの不具合があって鉄骨の上に登った時に突然、終わりのないクシャミが始まった。鼻水も止まらず、下に降りても発作が治まらないのでそのまま病院へ。「アレルギーですね」と薬を貰うと一発で治った。翌年やはり5月にクシャミの発作。同じ薬が効かず、一週間ほど飲む必要があった。その次の年は4月に始まり6月まで。そしてついに2月のスギ花粉にも反応するようになり、イネやブタクサ属のヨモギ・セイタカアワダチソウのほかハウスダストにも反応。2月から10月まで抗ヒスタミン薬が手放せない状態が20年以上続いた。“五月病”は“年中アレルギー”になってしまったのである。しかし70歳に近くなってからは、反応が軽くなりつつあるような気配もある。
スポンサーサイト