
50mほどの長い排水管を設置した時のことである。水量は毎分10ℓほどと少ないのだが、高低差か゜30㎝たらずしかないので、用心して40㎜の太目のパイプをセットした。始めは順調に流れていたが、時々手元で溢れる現象が現れはじめた。目詰まりは考えられなかったが、試しに強制的に流すとスイスイ流れる。しかし数日で流れが悪くなってくる。悩んだ末にたどり着いたのがエアロックだった。長い配管の途中で少しだけ波打っているところがあり、流量が少ないとその部分に気泡が溜まってくることがある。その気泡が流れを止めてしまうのである。用心が裏目に出たようで、管が太すぎて流れがゆっくりになりすぎてしまったのが原因だった。途中二箇所にエア抜き穴を開けると、順調に流れるようになったのである。
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