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597 悩まされた仕事④排水口Ⓓ破壊

タイワンダイ
  逆に台風が沖縄方面から来ることが続くと、桂浜の砂は東に移動し、排水管が掘り出されてしまう。浜に露出した40cmの排水管は見苦しいので、出来るなら砂をかけて埋戻しをするのだが、ほんの少しの波ですぐにまた掘り出されてしまう。さらに大きく掘り出されると手の施しようがないのである。大抵の場合は晩秋に関東沖に出来た台風が埋戻してくれるのだが、今年の夏は西側の台風が続いて掘り出されていた排水管が、九月末の強力な24号台風の大波で、ついに中ほどからパイプがもぎ取られてしまった。さすがにこれは私の手に負えず、修理は業者に発注するしかなくなってしまったのである。
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596 悩まされた仕事④排水口Ⓒユンボ

ソメワケベラ
  ある年、関東の沖に台風がいくつも発達し、桂浜の砂が大きく西側に移動(206桂浜百景⑥砂の移動)したことがあった。排水口は3mほど埋まってしまい、半月かかっても掘り出せなかった。数人がかりで2m近く掘り込み、そこへさらに堀内パイプを入れたが、このパイプも排水口のすぐ近くに届かないと、排水は浸み出すだけで噴き上がってはこない。プール掃除も出来ず困ってしまい、とうとう知り合いの建設業者に頼み込んで、重機(ユンボ)を借りて掘り出さねばならなくなったこともあったのである。

595 悩まされた仕事④排水口Ⓑ堀内パイプ

センニンフグ
  昭和59年の移転新築で、排水管は40cmの塩ビパイプになったので、もう波に壊されることはあるまいと思っていたら、砂の移動によって排水口が埋められてしまうことが多くなってきた。1m以上埋まると自噴出来なくなり、掘り出してやらなければならなくなる。桂浜の砂は比較的目が粗く排水口が埋まってもしばらくは浸透してゆくが10日ほどで目詰まりになり、プールの排水が出来なくなる。砂浜の排水口を掘り出すのは非常に手間がかかる。砂は掘っても掘っても次々と崩れてくる。深さ1mまで掘るには直径3mぐらいで掘り進めねばならない。そこで考案されたのが“堀内(釣り勝負を繰り返した相棒だった男の名前)パイプ”である。直径10㎝で長さ1mほどの塩ビ管。これを排水口の真上と見当をつけた場所に突き立て、パイプの中だけを掘り進める。うまく排水口近くまで行くと排水圧で吹き上がって来るのである。

594 悩まされた仕事④排水口Ⓐ旧館時代

スズキ
  当館は現在では非常に珍しくなってしまった“解放式”で魚類を飼育している。桂浜の砂浜に掘った5本の井戸(218~222井戸の話)から汲み上げた海水をかけ流しにし、排水は直接浜に返す。その浜は台風などの波によって砂が大きく移動(206桂浜百景⑥砂の移動)する。旧館時代波にさらわれたり逆に埋められたりした排水管の修理が、私の大きな大切な仕事で何度も何度も繰り返された。当時の館長に「もっと丈夫な排水管を…」と注文したこともあったが「どんなに丈夫に作っても必ずすぐに波に壊される。壊れたら修理するのがお前の仕事」との返事だったのである。

593 悩まされた仕事③水漏れⒹアカメ水槽

シマイサキ
  アカメは当館の目玉なので、新築の際本館の正面に水槽を構えた。それが10年ほどして中央の解説板のすぐ下のあたりから漏れ始めたのである。コンクリートに小さなクラックが入りそこから浸み出すように漏れ出ている。何しろ本館の正面なので館長は「見苦しいので何とかしろ」と…。クラックに水中ボンドを押し込んでも、すぐ隣から浸み出すように流れ出る。これを止めるには水を抜いてFRPを剝がし、場合によってコンクリートを壊して張り直さねばならない。漏れ出る場所も悪く、流してゆく先もない。流量が多い時など、正面に水たまりが出来るので、度々拭き取らねばならないこともあった。この状態は20年以上続いたが、3年ほど前この水槽の上部に大きなひび割れが出来た。どうしても水槽全体のメンテナンスが必要になって、業者がそのひび割れを修理。底にあったクラックには樹脂を押し込んでFRPも張り直し、やっとのことで長年の懸案がかたずいたのである。
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

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