fc2ブログ

675 (続)お魚集め⑳アオブダイ

トラック早くきてぇえええ!!!
  数年前のことである。冷え込んだクリスマスイブの午後、室戸から「桂浜(私のこと)よ、いいのが獲れたからすぐ来い」との電話。聞くと「バンドウ(アオブダイ)が5尾」。アオブダイは南方系なので大敷網ではほとんど見かけたことはなかった。低水温には弱い魚。市場の水は冷え込んだ日にはかなり下がってしまうので、急いで桂浜の海水を水槽トラックに。案の定市場のタンクの水は16℃まで下がってアップアップしていた。しかし20℃ほどのトラック水槽に移すと元気を取り戻した。素晴らしいクリスマスプレゼントになったのである。以来アオブダイは時たま入網するようになり、年に1~2尾入館するようになっているのである。
スポンサーサイト



674 (続)お魚集め⑲アンコウ

危うし高級魚
  室戸の大敷網にアンコウが入網するのは4~5月頃。朝の漁に時たま見られる。深海魚だが浮き袋が無い魚なので、網が引き上げられても腹を膨らませることがない。だから当初は扱いやすい魚と思っていたが、これがなかなか手強いことがわかってきた。ブヨブヨの体表は一見スレには強そうに見えたが、実際は非常にデリケート。アゴや尾ビレがすぐに炎症を起こして死んでしまう。そのあたりをクリヤできてもまだハードルは高い。餌付けが非常に難しいうえ飼育水温も16℃あたりが上限で、桂浜では扱いにくく、最近では見かけても連れて帰らなくなってしまっているのである。

673 (続)お魚集め⑱サギフエ

突かれるマジで5秒前
  室戸周辺の深場(50~100m)の海水温が最も低くなる4月初め頃、サギフエの稚魚が大敷網に大量に入網することがあった。2~3㎝のピンク色のジャコが網の中にグジャグジャ。私は玉網でひとすくい。連れて帰って数えてみると950尾ほどいたことも。冷水系の魚なので、水温が20度まで上がると生きてゆけないことがわかり、冷房設備のなかった旧館時代は1ヶ月ほどしか飼育出来なかった。現在は16℃にセット出来る水槽もあるのだが、地球温暖化のせいか大敷網で姿を見ることはなくなってしまっている。

672 (続)お魚集め⑰マツカサウオ

鋭利で堅いパイナップル
  室戸ではヨロイドオシと呼ばれている。硬いウロコに覆われた身体に、長靴のゴムを突き通すような鋭く硬い背ビレと腹ビレがついているのでこの名前がついているようだ。深海性の魚で、大敷網には時たま入網する「見かけたら拾っておいて下さい」とお願いしてある。丈夫な魚で他の魚に混じっても、しばらく船上に放置されても大丈夫。黄色い体に大きなウロコ。動きがゆっくりなので人気がある魚だが、餌付きが非常に悪い。1~2ヶ月食わないのは当たり前。それでも元気に泳いでいる。半年以上、中には一年間もなにも食わずに生きていた魚もいたことがあった。
プロフィール     ロリコンのおじん

もったいないおやじ

Author:もったいないおやじ
桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

かうんた
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR