
数年前のことである。冷え込んだクリスマスイブの午後、室戸から「桂浜(私のこと)よ、いいのが獲れたからすぐ来い」との電話。聞くと「バンドウ(アオブダイ)が5尾」。アオブダイは南方系なので大敷網ではほとんど見かけたことはなかった。低水温には弱い魚。市場の水は冷え込んだ日にはかなり下がってしまうので、急いで桂浜の海水を水槽トラックに。案の定市場のタンクの水は16℃まで下がってアップアップしていた。しかし20℃ほどのトラック水槽に移すと元気を取り戻した。素晴らしいクリスマスプレゼントになったのである。以来アオブダイは時たま入網するようになり、年に1~2尾入館するようになっているのである。
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