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233 (再)井戸のお話⑪井戸掘り(続き)

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  海水面に至ってからは、側(枠)を沈めるペースがガクンとおちる。ゆがみの調整も加わって1m(側1個分)沈めるのに2日以上。深くなると空気ボンベを背負っての潜水作業になるので、主として干潮時を待つのでなかなか進まない。私は深さが気になり「あとどれぐらい掘れそうですか」と度々声をかけながら作業を見守っていた。9個目の側を用意して「この側が収まったら上等の井戸になるよ」と言いながら。ボンベを背負って井戸に入った親方が「あかん!高谷君、岩に当った」と叫んだ。なんとかあと50cmほど掘って欲しいとたのみ込んだが、「ドロドロの中へ潜って砂をかき出すことは出来るけど、大きな岩盤は動かせない」とのことで結局No.1・2井戸は側8個(8m)までしか掘れなかった。ふだんは大丈夫だが、冬場の大潮時には干あがり(53潮番)を覚悟しなければならなくなったのである。

  8mは昭和4年制の井戸と同じ深さなので、冬場の大潮時の渇水は避けられない。
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もったいないおやじ

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桂浜水族館を縁の下から支えて半世紀。

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