480 葬送記⑥タケル

タケル
  当館で子作りに励んできたカリフォルニアアシカのタケルが死んだのは、1990年5月23日のこと。死亡時でも200Kg余りの巨体の処理は、やはりケンゾウさんの船での水葬だった。ところが半月後の6月10日、私がいつものように入場券売り場から太平洋をボンヤリながめていて、奇妙なものが流れて来るのに気づいた。双眼鏡でのぞくと、ヒレをパタパタさせながら浮かんで流れて来るのは、どう見てもあのタケルだった。10Kmほどの沖合から桂浜を目指して帰って来たのである。30年以上暮らしていた桂浜に帰って来たタケルを再び沖へはこぶのは忍びなくて、手漕ぎのボートで西海岸へ運び、お花畑の下に埋葬しなおしてやったのであった。
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感動ですね

水葬したにも関わらず
10㎞向こうから
桂浜を目指して帰ってくるなんて
感動的ですね。

ずっと皆さんのそばに
いたかったのでしょうね。

No title

 コメントありがとうございます。
大トラブル(10月15日からのブログにアップの予定)で遅くなりました、申し訳ありません。
 凄い奇跡だと思っています。
タケルは今も桂浜の西海岸で、ペリカンのねモモ子やペンギン達と共に、桂浜水族館を見守ってくれていると思っています。
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Author:もったいないおやじ
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