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27 マダラトビエイ

  ゲイラカイトと云う外国製の凧が流行しはじめたころのこと。そっくりの魚が沿岸のバッチ網で獲れることを知り、人気者になりそうな気がして、当時としては破格の「1尾3千円でお願いします」と漁協に注文を出した。その年は6尾ほど入館した。網ズレはひどかったが皮膚が強い魚で半数は回復した。しかし餌にはつかず、1~2ヶ月の命だった。飼育を試みて3年目のこと、ある偶然で餌付けに成功した。「11月のアサリはヤセてるので、おいしくない。餌にでもやって」と大量のアサリをもらった時のこと。蓄養場所に困り、網袋のままトビエイのプールへ放り込んでおいたのである。ふと見ると袋の上に止まって食べたそうな顔をしている。あわててバラ撒いてやると、1つ1つ拾ってバリバリ噛み割って食べ始めた。“バンザイ!”と大喜び。しかし、この魚には別の難題が待ちかまえていたのである。(昭和53年11月)

  アンコウとは逆にトビエイの仲間は南方系で、水温が18℃を切ると死んでしまう。アサリをモリモリ食べていても、水温が16℃まで下がる三月が乗り切れないのである。
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